デジタル通信ことはじめ PK-80 de JA1CPA/中村 2012/4/29
カセットテープ信号からPK-80まで!
デジタル通信を始めたのは1983~4年ごろだったと思います。
当時のパソコンはNECのPC-8801が全盛を迎えたころだったと思います。
PC-8801の外部記憶装置は、カセットテープに1200Hz/2400HzのAFSKで記録(録音)するものでした。
無線機には、カセットテープの入出力信号(AFSK)をマイク及びスピーカーに繋いでいました。
当時のモービルハム誌に当局が書いた記事があります。(1984/11月号)
インターフェースは、大変簡単でレベルを合わせるだけでした。ただし、ノイズ対策に苦労した記憶があります。
言語は、N88-BASIC全盛でした。
これで、430MHz帯で最長約100kmぐらいとQSOしました。もちろん局数は極少でスケジュールQSOでした。
これでも文字が出てきたときは感激でした。
その後、1~2年して、300bpsのモデムICが市販されたので、それを使ってRBBSmodoki(モドキ)をやりました。
これも当時のモービルハム誌に当局が記事を書いていました。(1987/7月号)
PC-8801M2にRS-232でモデムを繋ぎ無線機のマイク及びスピーカーに繋ぎました。
カセットテープインターフェースよりスピードはダウンしましたが、N88-BASICでは無線機の送受信の切り替え時
のノイズによって、頭切れしてなかなか完全な通信が出来ませんでした。
そのために、文章の始めに "AAAAAAAAAAAA"を付けてノイズ対策と同期を取って解決していました。
当時の画面です。
その後、PK-80が発売されてJAMSATのRBBSにアップしていたと思います。
以前は、繋げることが最大の問題でしたが、PK-80では繋がることは当然になってしまって、面白く無くなり、
当局のデジタル通信は終わりを告げたと思います。
今は、PK-80はジャンク箱に入っています。どなたか必要な人にQSYします。QSY済み
おわり
JA1CPA