随時変更追加することが有ります。                de JA1CPA
                                      2013/4/2 2013/10/9 2017/3/24 
 
                          
衛星通信周波数をクリヤーに ! ! ! 
                     

430MHz帯の現状は!                                    2013/10/9
一般のアマチュア無線家は、平日の日中は仕事で430MHzをワッチしている人は少ないと思います。
アマチュア無線を行うのは、土日か平日の夜間ではないでしょうか。
従って、平日(月~金)の日中(5時~18時)の430MHzの状況がどのような状況か知らないと思います。
以下はその状況です。

日時:9月のある火曜日の14時ごろの。(何れも1回のスキャン)
受信周波数:衛星区分(435.0~438.0MHz、20kHzセパ151チャンネル)
受信アンテナ:15エレメントクロス八木(10mH)+直下プリアンプ。スキャン中は方向一定
受信地:小山市。(アンテナから富士山は見通し、約150km)
 1.富士山に向け オートスキャン、65チャンネル、(スケルチがキャリア開して会話確認したチャンネル)
 2.男体山に向け オートスキャン、55チャンネル、(スケルチがキャリア開して会話確認したチャンネル)
 3.スケルチを開いたままで富士山向けで20kHzセパで5秒受信スキャンでは、100チャンネル以上で会話していた。
   この「会話」は、コールサインを言わない、少なくとも区分を守らない「区分違反局」である。
   もちろん、衛星区分以外も数え切れないくらいチャンネルが占有されていて、コールサインを言わないで使っている。
「平日、日中の 少なくとも衛星区分は、すべてのチャンネルを地上FM移動局が使っている模様。」

日時:9月のある日曜日の14時ごろの。(何れも1回のスキャン)
受信周波数:430.0~440.0MHz、20kHzセパ500チャンネル)
受信アンテナ:15エレメントクロス八木(10mH)+直下プリアンプ。スキャン中は富士山方向一定。
受信地:小山市(アンテナから富士山は見通し、約150km)。
 1.VoIP:3チャンネル。(健全なアマチュア無線と思われる)
 2.DATA:2チャンネル。(健全なアマチュア無線と思われる)
 3.FM:24チャンネル。(健全なアマチュア無線と思われる)
 4.レピーター:3チャンネル。(健全なアマチュア無線と思われる)
 4.衛星:7チャンネル。(地上FM移動局、区分違反局),
「430MHz帯は、日曜日のみ ほぼ健全なアマチュアバンドになっていると言える。」  

                            おわり
****************************************


                                                   2013/9/20
☆増加に転じたアマチュア局数 ・・・?
CQ誌2013年10月号(71P)に、""増加に転じたアマチュア局数 ""との記事が出ています。
現在のアマチュア局数は、約43万局。減少を続けていたのが今年の3月を底に僅かずつですが増加しているとのことです。
推定部分は有りますが、その内訳は53%が再開局、41%が新規開局となっています。
さらに4級無線従事者は毎年13,500名ぐらいずつ増加しています。
この13,500名全員が新規開局して行けば、廃止等々を含めると、最終的には277,756局で安定する計算になるようです。
(53%の再開局は別でしょうか?)
それでも、現在の43万局が28万局に減少してしまうと言うことでしょうか?。

しかし、私の感じている実態はもっと厳しい状況ではないかと思います。
1.講習会の受講生の90%は、「本当?のアマチュア無線局」を開局するとは思えない人達。(関東地方の一部ですが)
2.その人達は、従事者免許を取得しても局免を取得しないで、電波を出す人もいます。(関東地方の一部ですが)
3.144MHz及び430MHzでは、コールサインを言わない、使用区分を逸脱している局が多く、特に衛星区分では数百局が
 常に電波を出している状況に感じています。(関東地方の一部ですが)
4.このような状況を見ると、28万局の少なくとも10~20%は、「本当のアマチュア無線局」では無いかも知れません。
注)JARDのホームページによると、4級講習会受講者はH23: 9,941名、H24: 10,143名(合格率は99%以上か?)です。

ただし、少しですが良い方向も見えます。
それは、今年の4月からJARDの4級講習会の受講費が中学生以下に限り、7,750円と安くなったことです。(通常は22,750円)
QCQ社は、前から安くなっていましたが。(中学生以下8,000円、20歳以下12,000円)
今までは、中学生以下の受講者は、非常に少なかったのですが(私の講習では5/1000ぐらい)、7月の講習では5/60ぐらい
になったことです。
将来、この中から何人が開局するでしょうか。大切に育てたいですね。

                            おわり
****************************************


☆144MHz/430MHz帯の現状                            2013/9/16

HF帯を主体にQSOしている健全なOM局は、144MHz/430MHz帯を聞くことはあまり無いと思います。
たまにローカル局とQSOしても土日だったり夜間だったりではないでしょうか。
私もそのような状態でした。
ところが、2008年ごろに20何年ぶりに衛星通信にカンバックして144/430MHz帯を聞いて、ひっくり返りました。(びっくり)! !
そこは、土日、夜間と全く違う世界が展開されていました。
            月~金曜日の6~17時の435.0~438.0MHzを聞いてみてください。
この周波数は、衛星区分になっていて衛星通信以外には使えません。
しかし、そこにはコールサインを言わない地上FM移動局がびっしりとほとんど隙間無く出ています。
            聞こえない周波数が有ったかと思うと、4~5秒もすると出てきます。
ひどいときは、20kHzセパでは足りなくて10kHzセパで出ています。
これがアマチュア無線周波数かと思うぐらいです。とても法治国家と思えない状況が展開されています。
この状況について幾つか心当たりが有ります。
①あんなに盛んだったハイパワーCB無線移動局がほとんど聞こえなくなった。
②H18、H19年に4級無線従事者が急増しているが、CB局からの移行かなと推測した。
③4級の講習会を20数年前からやっていますが、ここ数年前から本当にアマチュア局を開局すると思われる講習生は
10%程度となった。
            (地域によって大きく違うと思うが)
ことと一致します。
それから現在まで約5年間に、 80条報告を出したり、いろいろ提案したりしました。
しかし、一向に改善(減少)しません。
これが現状です。             
それでも、
少し変わった(改善)したと思われる点があります。
①使用区分図の「広帯域」のところに「FM変調」が追記された。
②4級講習会の中学生以下の講習費が、7750円となった。
これらは、前から訴えていたものです。(他にも沢山出しています)
当局は、マッチとポンプをやっていますが、マッチをやめないとポンプでは消せません。hi
注)マッチ:講習会講師、ポンプ:監査指導員

ぶつぶつ独り言
1.違法CBが無くなり、一般や公共に障害が無くなったのは、国民に大きな利益。
2.しかし、アマチュア無線バンド内に障害が出てしまったが、不利益は一部の国民(アマチュア無線家)なので全体としては
 利益が大きい。
3.430MHz帯の違法局は、無線連絡が出来るために、交通事故減少(居眠り防止)、交通渋滞解消、エネルギー(ガソリン)

    の節約。等々の効果が大きく 国としても利益が大きい。
4.一部のアマチュア無線家(サテラター)が、我慢するだけで全て解決して収まる。
5.144/430MHz帯のアマチュアバンドが超効率的になっている。(違法局のおかげさま!。バンド防衛成功 = これは大きい!)
6.これで、めでたし、めでたし!。
      と言うことでしょうか???。

ただし、たった一つ問題が有ります。
1.大学で研究目的で上げている人工衛星が、この144/430MHz帯の衛星区部の周波数を使っている。
2.衛星区分(435.0~438.0MHz)しか知らない大学の研究者は、この衛星区分に出ている違法局をアマチュア無線家
  と思っているのではないか?。
3.この衛星通信に妨害を与え続けている違法局をアマチュア無線家と思っているのではないか?。
4.法を遵守して運用している、一般のアマチュア無線家は、これで良いのかな!。
  衛星区分の混信を無くさないとダメです !!!
                                おわり
*************************************************************
以下の文章をJARL周波数委員会に送りました。                       2013/4/2

JARL周波数委員会                              

                                                                                   de JA1CPA/中村英治

                                                                          栃木県小山市*********

意見、提案、要望等

★提案(要望)
1.AO-7のアップリングを条件付きで可能とする方向とのことですが、臨時処置としてでも良いので一日、一秒でも
  早く可能となるようにして頂きたい。

2.144MHz帯および430MHz帯の「広帯域の電話・電信・画像」の表記にFM変調等」を大きな文字で追加して入れ
  て頂きたい。

3.144MHz帯および430MHz帯の「衛星」の表記を「衛星専用」にして頂きたい。
4.区分境界の周波数145.80MHzは、「145.80MHzで全電波型式の区分で使用する場合は、衛星通信に妨害を与えない
  場合に限る」として頂きたい。

5.バンドプランに使われている用語に対応する、用途、電波型式および占有周波数帯域等を明確にして頂きたい。 

 

★意見(上記の提案理由等)
AO-7のアップリングを条件付きで可能とする方向は大変ありがたく思いますが、AO-7は何時ダウンするか分からな
い状態なので一日、一秒でも早く臨時処置としてでも可能となるようにして頂きたい。世界が
JAとのQSOを待っ
ています。
第4級アマチュア無線技士の養成課程講習会でバンドプラン表を配布していますが、その「広帯域の電話・電信・画
像」を見せても講習にはこの用語は出てきませんので講習生には意味不明で、説明してもボールペンで記入出来ない
用紙です。

講習で出てくるのはFM変調」なので、是非FM変調等」と入れて頂きたい。(参考までに、電波適正利用推進
員協議会の資料を添付します)
 

144MHz帯および430MHz帯の「衛星」は「・・の周波数の電波は、衛星通信を行う場合に限り、使用することができ
る」となっていますので、
「衛星専用」と記して頂きたい。 
区分境界の周波数がどちらに属するのか明確にして頂きたい。
145.80MHzは衛星通信でなくても良いと総務省に確認している」と云って出ている局も居ます。
しかし145.80MHzISSとの交信(ダウンリング)に使われる周波数なので混信を受けています。
是非、「145.80MHzで全電波型式の区分で使用する場合は、衛星通信に妨害を与えない場合に限る」として頂きたい。
バンドプランに使われている用語に対応する、用途、電波型式および占有周波数帯域を明確にして頂きたい。
特にCWEME、峡帯域、広帯域、電信、電話、画像、VoIP、レピーター、衛星、全電波型式、データ、広帯域データ
、峡帯域データ、高速データ、ビーコン、
ATV、アシスト等々、電波法に整合した説明がないとよく分かりません。
用途、電波型式、通信方式、周波数帯域等々が混在している印象です。

バンドプランは小さくするために省略した表記や、あちこちに注釈の多いやり方はやめて、アマチュア無線をやって
いる専門デザイナーに書いて貰うか、書くべき内容が決まったら
PRを兼ねて一般に募集しては如何でしょうか。 

デザイン料は払えないと思いますので、希望によりデザイナーの名前(コールサイン)をバンドプラン表に表記する
条件にするとか!。(現在は、制作協力:
<spanlang=en-us>JARD

いずれにしても、電波法令では非常に分かりにくくなっていますので、分かりやすいバンドプランを作って周知徹底
することを望みます。                       

                                                                                 注)一部、ホームページに公開するのに不適合な部分は削除しています。

                            おわり
****************************************
                                      2013/9/16
                                                 以下は旧HPより転載

☆「アマチュア局/人口」を「県別人口密度」を横軸に表したグラフです。 
2012/3/9
総務省のデーターからアマチュア無線局(一部分)を集計しました。
横軸は人口密度、一番左が東京都、一番右が北海道です。
縦軸は人口当たりの局数です。(%)
人口密度が高い所ほど、人口当たりの局数が少なくなる傾向になっています。
逆に人口密度が低いところほど、人口当たりの局数が多くなる傾向になっています。
平均より極端に多い県は、静岡、広島、山梨、高知、北海道、です。
これは、U/VHFだけの局が多くなっています。 
当局の栃木県も少なくありません。
これは、何を意味するのでしょうか?。

                                 おわり
***************************************

                                                 
☆U/VHF局の割合は?
総務省のデーターからアマチュア無線局(一部分)を集計しました。   2010/1/13
    人口 全局数 人口比 144/430(VU) 人口比 3.5~29(HF) 人口比 VU-HF ((VU-HF)/全局)  
      人    局   %       局   %       局   %    局     %  
関東 42,000,000 129,737 0.31 117,730 0.28 67,983 0.16 49,747  38.34  
                                 
埼玉県 7,170,000 20,495 0.29 18,600 0.29 11,466 0.16 7,134  34.81  
                                 
栃木県 2,010,000 9,026 0.45 8,796 0.45 4,244 0.21 4,552  50.43  
                 
                 
    人口 全局数 人口比 144/430(VU) 人口比 3.5~29(HF) 人口比 VU-HF ((VU-HF)/全局)  
      人    局   %       局   %       局   %    局     %  
越谷市 320,000 640 0.20 563 0.18 369 0.12 194  30.31  
                                
小山市 160,000 611 0.38 592 0.37 290 0.18 302  49.43  
                                
佐野市 125,000 926 0.74 919 0.74 309 0.25 610  65.87  
                                
鹿沼市 94,000 586 0.62 578 0.61 233 0.25 345  58.87  
                   
全国 127,900,000 489,256 0.383            
 ((VU - HF)/全局)は、全局数に対する144/430(VU)だけの局の割合です。
 ((VU - HF)/全局)欄の赤数字は、他にくらべて異常に大きく、VU帯だけで開局している局が多い事を表しています

   特に、佐野市、鹿沼市は人口比も平均の2倍で(アマチュア無線局優良県?)、U/VHFの割合も大きくなっています。

これは、何を意味するのでしょうか?。
                                       
     おわり         
*******************************************************
☆430MHz帯の衛星区分の使用実態      2009/8/2
430MHz帯の衛星区分(435.0~438.0MHzの151チャンネル)は衛星通信以外の通信は認められていません。
従って、地上間通信をしている局は違法局となります。
実際に違法局がどのくらい受信できるかチェックしました。
①アンテナは、430MHz帯3/4λGP、高さ5m、(自宅固定)
②435.000~438.000MHzを20kHzセパで、一定時間毎にオートスキャン(SQL最低)して、QSOしていた周波数(チャンネル)数
を数えたものです。3回スキャンさせて最大数としました。

グラフの左目盛りは局%となっていますが、使用されていた周波数(チャンネル)数です。

結果
①151チャンネル中、12~28チャンネルが常に使われている状態です。
なお、日曜日は、ほぼ0です。
②使っている局は、コールサインを言わずに使っている移動局(自動車)です。



その後の状況
上記のテーターは2009/7月のデーターですが、2013/9月現在でも、ほぼ同じデーターが得られます。
ちなみに、15エレメントクロス八木、15mHのアンテナで同様のチェックをすると、435.0~438.0MHzのほとんどの周波数(チャンネル)が使用されています。
(山反射使用及び方向を変えて)

                     
おわり
***********************************************************