21. IC-R8600をCALSAT32で周波数コントロール(ドップラーシフト)する

中華のUSB TO CI-Vケーブル(LD-C101)をa~zで購入してPCとIC-R8600を接続する。

・ポイント

①取扱説明書, 11-7, CI-Vアドレス欄の指示に従って,アドレスを 60h にす

 るこれは IC-9100 と同じ。(忘れてました!JAMSAT Newsletter 2018/2/13)

②CALSAT32ファイルのSATINFO の当該衛星のアップリンク周波数を削除して- にする。

これでCALSAT32でIC-R8600をドップラーシフトコントロールができます。

 

 CALSAT32を使う場合は「利用ガイド」 http://jr1huo.my.coocan.jp/jr1huo_calsat32/document/CALSAT32_HELP.pdf 

をよく読んでから使ってください。

 

・経過

CALSAT32からのコントロール信号の1秒間隔でIC-R8600の周波数数字全体が点滅し,スピーカーから出る音が1秒間隔で瞬断します。CWなどは音が乱れて聞き取れない場合があります。(これは困った!)

 ここで少し考えた!。CALSAT32からはダウンリンク周波数だけでなく,アップリンク周波数の制御データも出ている。もしかして,これが!と思って SATINFO の当該衛星のアップリンク周波数を削除して- にした。

これで万事解決しました周波数は必要な桁だけが変わり,音の瞬断も有りません。

 

☆機能,性能,操作性,等々について

まだ使い始めて1週間で、ほんの一部しか使っていません。今,使っているのは,衛星電波を受信してその強さの変化をロガー(外付け)で記録し衛星から来る電波の変化,アンテナの違いによる変化をできるたけ多く収集して衛星とアンテナの特性を追及できればと思っています。それにしても違法局による混信は凄く闘いながらです。

・使った部分で良い所

1. 受信信号レベルは、①Sメーター、②dBμメーター、③dBμEMFメーター、④dBmメーターを切替て表示できるので良い。

2. 外部出力として受信信号レベルがDC0~5Vで出力します。(これをデータロガーで記録している)

3. CALSAT32から周波数コントロールができる。(ダウンリンク周波数をドップラーコントロール可能)

4. FMについては,AFCが付いているでFox-1シリーズ受信に便利。

5. 操作性は,多機能にもかかわらず素晴らしい。「液晶表示」+「タッチパネル」+「ハード操作」+「全てのダイヤルに軽いクリック有り」が思っ

 た通りの操作で使える。マニュアルは,あまり見ないが見やすい。

6. スペクトラムスコープがあって,バンド周辺が見やすい。

・欲しい機能

1. 広帯域の受信機なので,バンド切替の概念がない。145MHzと435MHzを何度も行ったり来たりする場合も、その都度周波数を設定しなければな

 らない。カーナビの走行履歴のように簡単に前の操作を呼び出せるとよい。メモリーを使えばできるのかも?。

2. トランシーバーの「リツト」に相当する機能が欲しい。CALSATで周波数コントロールしている時に微調整したいことがある。

3. アマチュア無線バンド(144/430/1200MHz帯)の感度をIC-9100と同等にしてもらいたい。 

 

 

                                                  つづく