d.49 145.9/436.5MHz 2Band Vv型ダイポール(2B VvDP)の製作と性能は? 2026/06/19 JA1CPA
工事中
このアンテナは145.9MHz1/2λ水平ダイポールをV型に折り曲げることにより,インピーダンス75Ωを50Ωにします。(SWR1.1以下) 一方で145.9MHzの約3倍の436.5MHz付近でも共振しますがインピーダンスも約3倍になるので曲げた内側に約436.5MHzに共振した調整エレメントを 設置してV型エレメントに近づけたり長さを調整して436.5MHzでSWR1.2以下にしたものです。
基本的には水平偏波ですが,垂直偏波も放射するために偏波面が変化する衛星通信には十分に使えそうなアンテナです。
1. MMANAによるシミュレーション(一部改良しました)
2. 製作と調整
作ったままの特性です。 ⇑ 心線側の接続線を4mm程度長くして,長エレメントを1~3mm短くしたいと思います。
145.9MHzのSWRをもう少し高い方に移動させたいです。
3. 設置と使用
工事中
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最初に作ったアンテナ
1. MMANAによるシミュレーション
図1 図2 図3 図4 図5
姿 図 各部寸法 ゲイン等計算値 145.9MHzパターン 436.5MHzパターン
2. 製作と調整と設置
図6 図7 図8 図9 図10 図11
図12 図13 図14 図15
製 作:
図6:寸法図
図7:エレメント加工図
図8:設置状態、ベランダから約4mのポールで屋根の上に出ている状況。(平面部分を南北にした)
図9:5D-FBを6mで給電した145.9MHzのSWR曲線。最低ポイントはSWR1.1。
図10:436.5MHzのSWR曲線。436.5MHzはSWR1.2、再調整で(調整エレメント(内側のV)を曲げる)SWR最低点を左側にすることも可能。
図11:MMANA-GALによる145.9MHzパターン
図12:MMANA-GALによる436.5MHzパターン、アンテナを逆Vにしてもパターン等は同じです。
図13:アンテナ外観写真、給電点及び同軸ケーブルはアクリルラッカースプレー(クリヤ,透明)を3回ほど吹き付けた。
図14:アンテナの給電部アップ。
図15:同軸ケーブルはエレメント給電部中心に対して垂直にする。20260709
給電点の同軸ケーブルは芯線と編組にM3端子をはんだ付けし、長エレメントにM3×10のタッピングねじで硬く止めます。
給電用コネクター及び同軸ケーブルはエレメントに対して前後左右の中心になるようにする。
この給電点(特に同軸ケーブルの切り口)にアクリルラッカースプレー(クリヤ,透明)を3回ほど吹き付けておきます。さらにテフロンスプレーを吹きかけると雨をはじくと思いますが耐久性は不明。給電部分を箱に入れて耐久性を追求します。
調 整:
①SWR最低周波数が145.9MHzより低い場合は(リアクタンス成分(X)が+になっている)長エレメントを1mm単位で短くする。高い場合は(リアクタン
ス成分(X)が-になっている)長くする。(エレメント寸法は1mm長くしているので145.9MHzより少し低くなっているはず)
②145.9MHzのSWR最低周波数で抵抗成分(R)が50Ωより低い場合はV型の長エレメントを外側に曲げる。高い場合はV型の長エレメントを内側に曲
げる。SWR1.1以下にする。(ここがポイント。SWRが高いとアップの時に受信にガリガリが入る)
③436.5MHzのSWRは短エレメントの先端部分を長エレメントに近づけたり遠ざけたりしてSWR最低点を436.5MHzにしてSWRを1.2以下にする。
436.5MHzを調整すると145.9MHzも少し影響します。145.9/436.5MHzを交互に測定して確認してください。
調整にはアンテナエレメントから半径約2m以上の空間が必要です。屋根の上などに設置するとSWRが変化する場合があります。その変化を含めて地上での調整をするとFBです。ゲインの少ないアンテナなので、その性能を100%発揮するために使用状態でSWRは極力1.0に近づけてください。
設 置:
⇦ 145MHzアップリングの場合の全体接続図
430MHzLNAは無くても良いが受信感度が悪くなる。
アンテナと無線機間が(5D-FBで)10m以上ある場合はデュープレクサーと430MHzLNAをアンテナ直下にして2本の同軸ケーブルを無線機に繋ぐようにする。(当局の場合は約6m)
LNAについて
LNAについては、上記の広帯域アンプ(20dB)のアンテナ側と ⇑ 茶ケース(銅板)に広帯域アンプ ⇑ デュープレクサ-の例
無線機側の両方に433MHzバンドパスフィルターを入れます。 が入っています。
広帯域アンプ(20dB)と2つの433MHzバンドパスフィルター(3つ)は電気的にシールドして結合しないようにするとよいでしょう。
広帯域アンプ(20dB)についてはamazonでも売っていますが、433MHzバンドパスフィルターは品切れになることもあるようです。
上記の広帯域アンプ(20dB)は、あまりにも安いので動作するかどうかわかりません。また電源電圧も要注意。(DC5vまたはDC12vがある)
デュープレクサ-は端子間アイソレーションが「60dB以上」となっているものを選ぶと良いでしょう。
3. 受信及びQSO状況 (無線機はIC-9700(50W))
(1)20290619 ISS(FM) AOS1055MEL78.8° :BG4を含めてJA局が4~6局聞こえました。時々TXをONしましたが断続的にループが取れました。 しかしQSOには至りませんでした。
(2)20260619 RS-44(SSB) AOS1415MEL16.2°:CWでQSO解いてる局、CQを出している局が2~4局聞こえました。SSBによる自局のループは確認
できませんでした。
(3)FMによる自局のかぶりは感じませんでした。SSBによる自局のかぶりは少しカリカリと感じました。SWR1.1です。SWR1.5だとかなり大きくガ
リガリが入ります。ただし周波数や時間帯?によっては全くカリカリが入らないこともあります。無線機前にデュープレクサCF-416を入れています。規格は「端子間アイソレーション60dB以上」。
(4)20260619 FO-29(SSB) AOS1843MEL38.7°,430MHzLNAなし:EL8.5°付近からSSBで自局のループが弱く返ってきました。EL20°付近で弱くな
りましたがEL27°付近で強くなって来たところでJK2XXK局に呼ばれてQSOができました。「結構強く来ている」とのコメントをもらいました。途中
でビーコンを受信したり、バンド中を聞きましたがCW局が3局ほど聞こえました。ループ及びビーコンはEL10°あたりまで聞こえていました。受
信機にプリアンプを入れるともっとよくなる感じでした。自局のかぶりは全く感じませんでした。
(5)20260620 RS-44(SSB) AOS1631MEL42.5°,430MHzLNA(20dB)あり:EL20~30付近からループが聞こえました。MELを過ぎてEL25付近で移動局とQSOできました。やはりLNAは有ったほうが断然よくなります。Sメーターはノイズで0~1程度振れていました。
(6)20260620 ISS(FM) AOS0744MEL7.1°,430MHzLNA(20dB)あり:MEL付近でCQ受信2回、1~2回自局ループ確認。
(7)20260621 ISS(FM) AOS0920MEL28.4°,430MHzLNA(32dB)あり,SメーターはノイズでS9:EL15以上で多数の局とQSOできました。受信はEL5あたりから聞こえていました。
つづく