d23 アルカミアンテナ2(送受信できる) 433MHz 4エレメント八木 (d27 アルカミアンテナ2 FDタイプはこちら) 2017/3/10
↓アルカミアンテナ2 (10.02dBi)↓ CQ誌2017/6月号掲載相当品
受信専用のアルカミアンテナを作りましたが、送信もできる
アンテナがほしいとリクエストをいただきました。
(アマチュア無線ですから当然です)
そこでアルカミアンテナの①作るのが簡単②軽い③安い④は
んだ付けが無い等々のメリットを残して送受信できるアンテ
ナを作りましたのでここに公開します。
アンテナの入力は5W程度にしてください。
左図はMMANAでシミュレーションした結果の
寸法図です。
2017/4/20
下表はMMANAでシミュレーションしたSWR,Ga,F/B等です。
左写真は主な材料です。
A3用板目表紙(厚さ0.65mm)、キッチン用アルミホイル、
張ってはがせるテープ、セロテープ、
同軸ケーブル(SMA-20,せんごく通商)
下表に材料の詳細を示します。
2017/4/20
A3用板目表紙 1枚に上図のようにボールペンで線を入れます。太線の部分をハサミまたはナイフで切り取ります。
ラジェーター(Ra)を上図のように作ります。
同軸ケーブルのSMAコネクターの付いていない先端を150mm長で心線と編組を分離してRaくボール紙にセロテープで止めます。
心線と編組を分離した部分はセロテープでボール紙にシッカリ固定します。
上図のようにボール紙を四角柱にして2本を接続します。D2,D1,Ra,Ref のところに線を入れます。
左写真のようにD2,D1,Ra,Ref のボール紙にアルミホイルを4~5
回巻き付けます。巻き終わりをセロテープで止めます。
エレメント中心部に張ってはがせるテープを巻き付けてエレメント中心に線を入れます。
上図はエレメントおよびブームの完成です。ブームにエレメントを張ってはがせるテープで固定します。
左写真:ブームの下側にハンディ機のクリップを差し込む切込みをいれ
ます。
右写真:SWR測定グラフ。SWR1.5以下の範囲は433MHz±5MHz
左写真は完成状態です。
雨に濡れると使えなくなります。
ラッカースプレー(クリヤー)を吹き付けると、多少の雨でも大丈夫になります。(ブームの内側も必要)
利得測定結果(4ele アルカミ)は9.2dBi(10エレメント比)
このアンテナを使って自宅2階ベランダからハンディ機で約100km先
の局とQSOできました。
アンテナの入力は5W程度にしてください。
アンテナの目次へ おわり
おまけ 2017/4/25(測定2011/5) JA1CPA
アンテナの垂直面パターンの検証(435MHz)
左写真はMMPCでシミュレーションしたHB9CV3エレメント水平スタックのパターンです。左側写真は地上高4m仰角30°固定です。右側写真は自由空間、仰角30°のパターンです。
左下写真は上記アンテナを地上高4m仰角30°に固定してAO-51の頭上オービットを受信したものです。
記録は受信機のSメーター電圧をデーターロガーで受信しエクセルのレーターチャートにして半分にしたものです。
衛星からの距離による信号強度の変化を適当に圧縮して表示しました。
絵としてはシミュレーション通りになっていると思います。 2017/6/16改
JA1CPA