09. Giga Saite スペアナ・アダプター 2010/03/21
Giga Site スペアナ・アダプター
☆イントロ
Giga Siteの第5世代の12GHz簡易スペアナ・アダプター(トラジェネ付き)の Giga
Site のホーム
ページを時々見てましたが、何時も予約終了でした。
(以下の記述でホームページと出て来ますが、Giga Site のホームページの事を言ってます)
現在は、このホームページに詳細に組立方法、使い方が出ています。2015/6/2
メールで添付図の簡単な説明とUSBドライバーおよび表示させるためのメインソフトのURLが示されたのと、おまけにCSチューナー4~5台送ると知らせてきました。
次の日に品物が送られて来ました。送付されてきた内容は、MA5 ASSY、USB ASSY、NF-SG
ASSY(ホームページの写真で形状と品名を照合して確認した)の3つのユニットと、おまけのCSチューナーが4台入って居ました。紙の説明書、送り状等は有りませんでした。
MA5 ASSY
USB ASSY
NF-SG ASSY
安くするために、とことん詰めているのだな~と納得してました。
説明は、製作者からのメール及びGiga Siteのホームページを優先しますので、まずはそちらを熟読してください。
それで、解らないときは、以下を見てください。
ホームページの説明や写真やメールでの問い合わせで得た結果だけを備忘録として書きます。
趣旨は、初歩的な質問を少しでも少なくして、製作者の負担軽減になればと思っています。(汗)
なお、内容に間違え等が有るかも知れません。お気づきの方は知らせて頂けるとありがたいです。
メールは ja1cpa でJARL転送メールでお願いします。
☆ユニット間の接続
第1関門が、この3つのASSYがどの様に繋がるかでした。
ホームページには各ASSYの半田付けした部分の拡大写真が有るだけです。
だいたいは解りますが確証が持てませんでした。回路図で確認したり、メールしたり。
MA5 ASSYの5ピンとUSB ASSYの5ピンを接続します。
NF-SG ASSYとMA5 ASSYを接続します。
LEDは無くても良いですが、電源ONが解った方が良いのでMA5 ASSYと接続します。
それぞれの接続の詳細は下記の写真の通りです。
この写真がホームページに出ていれば、全く迷わなかったのですが。(万一違ってたら!!)
上写真の右中のSMAがスペアナ入力、右下のSMAがTG出力です。右上はNF用
(下写真はMA5とUSB間のGNDラインを1本にしました)
MA5 ASSYの5ピンと USB ASSYの5ピンを共に裏にして上から順番に接続します。
端子番号は有りませんが、写真の端子の下側2本が繋がっていて、それがグランドで、5ピンの真ん中がUSBの+5Vラインです。
LEDは、330Ωの抵抗器を通して+5Vとグランドに接続します。
NF-SG ASSYは、電源側用としてBNCコネクターが付いてましたが、同じケースに入れるために取ってしまいました。
本来は別ケースにしないとNFが悪く出るかも知れませんが。
NF-SG ASSYの中心線側がMA5 ASSYの写真の下側(黄線)です。上側はグランドです。
端子番号が無いので、このような表現になってます。これも安くするためでしょうか、感謝。
これで接続は完了です。たったこれだけです。
パソコンとの接続はUSBですが、USB
ASSY側のコネクターは、ヒロセのUX60-MB-5STとホームページに出ています。
家の中をいろいろ探したら、キャノンのデジカメが同じ物でしたのでこれを使うことにしました。
100円ショップでも売っているようです。(A-ミニB)
アマゾンで USB2.0 A-Male to Mini-B Cable でも購入した。
左側がUSB
ASSY側、右側がパソコン側。
☆蛇足ですが、ここで使っている略称を(たぶん違って無いと思いますが?)
①スペアナ:スペクトラムアナライザー
②SP:スペアナ
③TG:トラッキングゼネレータ
④NF:ノイズフギィア
⑤SG:シグナルジエネレータ
☆ソフト関連 USBコネクターをMA5に接続します。(電源も供給される)
パソコンのOSによって多少違うようです。当局は Windoes 7 です。
デスクトップにGigaSite名のフォルダーを作って、添付されたファイルやダウンロードしたファイル等を入れておくと良いと思います。
①インストールと確認
メールで指定されたURLから、USBのドライバーをダウンロードします。
圧縮(zip)で、CDM 2.06.00 WHQL Certified のフォルダーが見えます。
これを右クリックして、すべて展開をクリックすると、展開先が C:\・・・と指定されるので、そのままクリックして展開します。
これでインストールされました。
次にメールで指定されたURLから、メインソフトをダウンロードします。
圧縮(zip)で、GigaSt-v5k のフォルダーが見えます。
これを右クリックして、すべてを展開をクリックすると展開先が C:\・・・と指定されるので、そのままクリックして展開します
展開されたフォルダーに同じ GigaSt-v5k が有ります。
これをダブルクリックすると3つのファイル が有り、その中の GS5
をダブルクリックすると、セキュリティ警告画面が出て、実行をクリックします。
すると、この状態では何も繋がっていないので、
この画面が出て、止まったままになります。
このときは、警告音が出ていますがスピーカーを大にしないと聞こえません。
×をクリックして強制終了します。
USBで繋がない状態では、この操作はしない方が良いと思います。
もしUSB接続しないでメインソフトを起動したときは、このようになると理解してください。
次に GS5 のファイルのショートカットを作って、デスクトップに出しておきます。
②動作テスト (電源はUSBコネクターから供給される)
この動作テストの無線機を使った部分はマニュアルには有りません。当局がアマチュア無線家の為に勝手に付け加えたものです。
スペアナとパソコンをUSBケーブルで繋ぎます。スペアナのLEDが点灯します。注)ケースに入れていない場合は線がショートしないように注意してください。
GS5のショートカット をクリックして、警告画面の実行をクリックします。
COMポートが自動設定されて、左のような画面が出ます。
ここからは、ホームページに出ている「操作方法」と平行して見てください。
この画面の左上の「Setting」をクリックします。
左のように、設定画面が出て来ます。
ここからは、ホームページに出ている「設定方法」も同時に見てください。
設定画面の真ん中右上のCOM欄に自動選択されたCOMポートが示されていると思います。当局の場合は、COM5 でした。
次に、スペアナ(GigaSt V5と黒捺印されてる。ケースに「SPin」と表示した)入力のSMAに50cm程のリード線を付けます。
上左側画面の右側に、上から Centerが500、Spanが180、となっていて、 下の水平目盛りが410.000--500.000--590.000となっていると思います。(初期設定でこのように なっていた)
そして、430MHz帯のハンディ機をリード線の近く(50cm~1m)で送信します。
左の画面の左側にキャリアを示す棒が出ると思います。
これで一応、スペアナは動作していることになります。
固定局用設備から430MHzの電波を出してもキャリアが棒で出ると思います。
Centerをクリックして無線機の周波数近くに設定します。
Spanを1に設定します。
無線機を送信すると、左の写真のようになります。
(FM波)
カーソルの+を動かすと上部に周波数が表示されます。
左写真はHold にチエックを入れて固定して写真を写し ました。
青表示されていたのが、Holdでピンクになります。
③RBW-ADJ
「設定方法」の説明によると、
・TG出力(ag458とラベルが付いてる。数字は製品によって違う。ケースに「TGout」と表示)とスペアナ入力(SPin)を 直結して調整します。
・SGの設定を500MHzとします。
・RBW=180kHzにして500MHzの波高値を記録します。
・---
と続いていますが、・TG出力---と・ SGの設定を500---の間に、
・Modeを TG に設定します。が必要でした。(最初SGと書いていましたが間違いでした)
これが無かったので、ちょっと悩みました。(これで未常識→常識と、第2の関門突破)
☆いろいろやりました
TG out と SP in 直結で Mode TG
VHFテレビ(SPinにTV信号入力した)
BS/CSテレビ(SPinに入力) 地デジテレビ(レベルが低い。SPinに入力した)
某メーカーのデュープレクサの特性です。(TGoutとSPin間に入れた)
144/430MHzデュープレクサの144MHzオープン、430MHzの特性です。
目盛りは左150MHz/中央300MHz/右450MHzです。
境界は210MHzあたりです。左側のピークは<spanlang=en-us>144MHzを50Ω終端すると約10dB下がります。
430MHz帯では約4~6dBの挿入損失が有ります。(カタログでは0.2dB)
下記はTGoutとSPin間に入れた。
(2010/3/23)
自作144MHzプリアンプ 144MHzプリアンプの特性
ピークは145.0MHz、+印付近は435MHz
先端部が2つになってます。
右側が145.0MHz、左側は137MHzです。
トップの同調が合っていないのが解りました。
これで435MHzの抑圧を低減する効果も有ります。
サテライトで使う場合は、出来るだけ狭帯域にする必要があります。
☆ケースに入れて完成 ケースは タカチ US-160
☆感謝
この価格でこの性能は感激です。まだまだ使い始めたばかりで解らないところも多々有りますが、フイルターやプリアンプやリニアアンプ等々の性能チエックに楽しみを与えて頂き、大変ありがとうございました。製作者に心よりお礼申し上げますと共に、これからもアマチュアレベルの品 物の提供を楽しみにしています。ありがとうございました。
2010年に購入した時は、3.8万円だったと思いますが、2015年5月現在では、2.9万円のようです。
ただし、NF-SG ASSY は無いようです。2015/5/18
☆ソフトのバージョンアップ de JA1CPA/中村 2015/5/25追加
今までのソフトは、GigaSt-v5k でしたが、GigaSt-v5v にバージョンアップしました。
この特徴は、TGのフラット化が出来ることです。
↑ フラット化前 200MHz±200MHz ↑ -10dBでフラット化した
↑ デュープレクサー145/435MHzの特性 ↑ 1295.0MHzの第7高調波=9065.0MHz
↑ センター2400MHz±2000MHz ↑ センター2400MHz±2000MHz
フラット化前 -10dBでフラット化した
これで、10GHz帯まで使えます。
☆ 5.8GHz帯のアンテナの測定 de
JA1CPA/中村 2015/5/29
ラジコン等の空撮電送用に市販されているRX/TXが有ります。(amazonで13.980-で購入)
日本国内では、電波法的に このままでは使えないと思いますが、アマチュア無線機器として「保証申請」して「保証」が得られれば使えます。(2015/5/29現在はJARDに保証願書申請中、2015/6/1に保証通知が来まし
た。詳細は別途)
ここで使われているアンテナの特性を測定しました。
← 5.8GHz帯32チャンネル受信機
← 5.8GHz帯32チャンネル送信機(0.6W/F8W)
上記の周波数は、5865M = 5.865GHzを表す。アマチュア無線は この表から該当する周波数のみ使える。
メーカー仕様
↓ ここで使われているホイップアンテナの特性をGiga Siteで測定しました。↓(電波暗箱内で測定)
↑ TG/SP端子オープンで-40dBでフラット化 ↑
TGから出た信号がSPへ、公称2dBi 5.0GHz~5.4GHzで約3~5dB、5.8GHz付近で約5dB
TG側を公称11dBiアンテナ(パッチアンテナ?) 5.4GHz付近と5.8GHz付近で7~8dB
このアンテナのサイドとバックは、ほとんどゲインは無い。
おわり
JA1CPA