37. IC-905でマイクロ波の仲間入りですが! 特にアンテナ系が未知の世界なので戸惑っています。 2023/09/09
(できるだけ事実を正確に書きます) 工事中
購入経緯 8月19日のハムフェアで噂のIC-905の出荷が始まったと聞きました。
早速21日に県内唯一の***ハムセンターに電話しました。「~2から3か月待ち」のようでした。通販を調べましたがどちらも「要予約」となっています。それではと北陸の通販会社にメールで問い合わせしました。1日目は返信が有りません。2日目の夕方に「1台だけ在庫有り」とメールが来ました。早速 Rakuten から購入手続きしました。(IC-905 で10GHzの無いものです)
8月27日(日)の夕方に IC-905 が到着しました。
仮接続 早速開梱し左写真のように(右上)コントローラー、(中)RFユニット、(左)アンテナのように接続しました。(スタンバイ付きマイクは未接続、コントローラーにスピーカー有り)
アンテナはa~zで購入した約20×30cm、2.4/5.6GHz,Wi-Fi用,実測SWR<1.3 のモノです。
机上試験 1. 電源をONして2~3分したらコントローラー画面に「通信エラー」(左写真)の表示が出て受信停止です。「コントローラーとRFユニット間で通信エラーが発生しました。再起動してください」「閉じる」と出ています。電源をOFF/ONしても2~3分するとまた「通信エラー」で動作停止です。3回目をやったら,やっと連続して受信状態になりました。
144/430/1200MHzを一通り受信し正常なようです。2.4GHzは自宅と隣家のWi-Fi電波で埋まっています。5.6GHzは何も聞こえません。手持ちのAA-1400(アンテナアナライザー)で1152MHzを発信させたら第5高調波の5760MHzが受信できました。ここまで約1時間です。コントローラー、RFユニット共に結構温まります。今日(8月27日)はこれでおしまい!
電子申請 8月28日に変更申請を電子申請しました。(電子申請の詳細は別記,ここです)
8月28日~9月1日までの1週間は「通信エラー」との闘いでした。iCOM、購入店と連絡を取りながらいろいろやりましたが「通信エラー」は変わりません。
コントローラー、RFユニットを温めたり冷やしたりすると「通信エラー」は出なくなります。
「通信エラー」が出るのはほぼ27~32℃の範囲です。半田付けが悪いとこのような症状になることがあります。
それともエラー処理の問題でしょうか?。一般的にはLANケーブル内でも多くの通信エラーが発生しています。ここは不真面目処理でしょう!
マイクロ波に詳しい人にもいろいろ伺いました。コントローラー、RFユニット、付属LANケーブルを9月2日に購入店に送りました。
----------この間約2週間待ちです----------
机上試験 2. 9月15日にiCOMから新しいコントローラー、RFユニット、付属LANケーブルが送られてきました。9月15日,16日,17日と室内点検受信の結果は正常です。
アンテナとRFユニットを外部仮設 付属LANケーブル(5m)を使ってアンテナは2階のベランダに仮設しました。写真右側の縦網の5.6GHzパラボラ(a~zで5年前ぐらい前に購入)です。5.6GHzパラボラの下にあるのが RFユニットです。左側はBSアンテナ。ここから富士山が見えるので向けています。右上は145/435MHzクロスダイポールです。
右側の写真(300mm望遠)はパラボラと同じ位置から見た富士山(約150km,2月撮影)です。北関東の当局からはほぼ南西方向ですが東京を取巻く電力網の高圧線鉄塔や電柱が数本かさなっています。もうチョットどちらからよけてくれればね!
なおアンテナは垂直偏波で設置しています。
別売りのLANケーブル(20m)が来れば左側のタワーに付けます。付属の5mケーブルには「COPARTNER E188601-I (UL) TYPE CM LL84201CSA TYPE CMG FT4 CAT.5E PATCH CABEL TO TIA/EIA-568-B.2 4FTP 24AWG STRANDED(UV)」と長々と印刷されています。屋外用のCAT5,PoE,撚線ペアシールド付き,24AWG ということでしょうか! 24AWGは市販ではあまりないかも? PoE対応でも26AWG? 純正のLANケーブル(20m)待ち!
LANコネクターの差し違い! 左写真はコントローラーの右側面です。同じLANコネクターが2つ並んでいます。下側がRFユニットとの接続口です。間違えて差し込んだらどうなるのでしょうか?icomに聞きました「電源がONしない」とのことでした。
ところが、今回コントローラーの置き場所を変えていた時に間違えて差してしまったようで「電源をON」したら、画面には「・・・RFユニットが接続されていない・・・」と云ったような警告がでました。すぐにOFFして正常にしてONしたら無事でした。メーカーは十分に想定しているようです。
気になること!
①5.6GHz帯で各1MHzのところに弱いビート(SSB/CWモード)が聞こえます。(S/N比:0~6dB?) 5760.000MHz,5761.000MHzなどです。1200MHzでも聞こえるところがあります。知らないと本物の信号かと思います。10GHzも聞こえますがノイズの方が大きくなっています。(鍛えた地獄耳)
②無線機の使わない周波数については出力10%にしています。(アンテナを付けていない144/430)
アンテナなどについて!
アンテナ及び無線機とアンテナを接続するケーブルは別途購入するか自作する必要があります。一般的に1200MHz以下は基本的に八木アンテナを購入したり自作したりしていました。2.4GHz/5.6GHz/10GHzのアンテナ及び接続ケーブルどうするか?
iCOMからは別売りとして2.4/5.6/10GHzのコーリニアアンテナ及び10GHzについてはさらにパラボラアンテナが有ります。
コーリニアアンテナはGPのようなものでこの周波数では実用的とは思えません。(何も無いよりはダミーとして機能するので不用意に送信しても送信機を壊さない程度のアンテナか?)
2.4/5.6GHzについては Wi-Fi用アンテナがa~zなどで買えますので何とかなりそうです。しかし10GHzについてはアマチュア無線用としてiCOMのパラボラアンテナしかないようです。(コスモウェーブでは品切れ!)
左写真の左(約20×30cm)と中(90×60cm)はa~zで購入したもの、右(φ40cm)は5.6GHz用でコスモウェーブで購入したものです。(9月19日現在で在庫は0台)
中のパラボラは5年ほど前に購入した時は15kでした。全てのアンテナのSWRは1.3以下ですので送信にも使えるようです。
10GHzアンテナについて! 問題は10GHzで完成品として手に入りそうなのはiCOMの10GHzパラボラだけです。これはパラボラ本体の他に取付金具、接続ケーブルも付属していますが9月19日現在では価格80k以上で納期は未定(2023/9/20)とか。
10GHzについては上写真の右(5.6GHz)をラジェーターだけ10GHzにしたものを作って交換すれば使えそうですが、測定器もない状態で10GHzのラジェーターが作れるか?。ラジェーターは1/4λモノポールまたは1/2λダイポールになりますが、それぞれφ1mm、7.5mm/15mmぐらいの長さのようです。10GHzで使える測定器は Giga Saite ~12GHz (スペアナもどき) ぐらいです。
アンテナ接続ケーブルについて
2.4GHz以上の周波数では同軸ケーブルは使わないようです。使うのは「セミリジットケーブル」と言われるもので φ2.19(φ2.2)、φ3.58(φ3.6)が良く使われているようです。コネクターは SMAタイプになります。いずれもケーブルの外側は銅パイプになっていて小さく曲げるのは困難です。またこの周波数ではロスを極力少なくするために、RFユニット及び10GHzユニットの背面にアンテナを付けて、その長さを15~30cm以内にする必要がありそうです。 ↓下記参照
セミリジッド加工.com (semirigid-kakou.com)
セミリジット及びSMAコネクターはモノタロウで購入できますが納期が1週間ほどかかります。
セミリジットケーブルとSMAコネクターは半田付けが必要です。ここに詳細が出ていますがセミリジットケーブルとSMAコネクターの購入先が
不明です。(1本1個が買えるところ)
発 見! ①モノタロウの SMA,Assy,Semi-rigid ワカ製作所 電気部品その他関連用品 【通販モノタロウ】 (monotaro.com) で、
セミリジットケーブルにSMAコネクターを付けて売っています。単価はφ3.58の200mmで約8k enです。自分で半田付けしても材料が約4k en
です。
②コスモウェーブでUT141(φ3.58)SMAコネクター付きは200mmが3.08kEn、300mmが3.52kEnで受注生産しています。(一番安い!)
なおケーブルロスはUT141(φ3.58)SMAコネクター付き相当品が5.6GHz/1m/約1dBでした。
ここまでで無線機以外に LiteVNA,Wi-Fi用2.4/5.6GHzアンテナ,5.6GHzパラボラ×2台,セミリジットケーブル×数本,SMA-P数個,変換コネクター,
SMAトルクレンチ------等々を購入。
半田付け!
セミリジットケーブルとSMA-Pの半田付けは難しいです! ケーブルの絶縁体は比較的熱に強いようですがコネクターとケーブル外周の半田付けの熱で膨張してSMA-Pの芯ピンが引っ込んで出てきません。半田の量を心線、外周共に微量にしてノウハウがありそうですね!
2023/09/28 IC-905を増設した免許状が届きました。(令和5年9月22日)
市販LANケーブルなど 2023/10/06
純正のLANケーブルが入手できないので市販品を使うことにしました。
ここで使った市販LANケーブル及び防水LANケーブルコネクター中継アダプターです。ただし中継アダプターは純正品とねじが合わないので適当にテープ巻きしました。今のところ問題なく動作しています。
設 置 2023/10/06
タワーに IC-905のRFユニット及び40cmパラボラ(5.6GHz,コスモウェーブ)を取り付けて市販のLANケーブルで接続しました。
純正LANケーブルは入手の見通しがつかないので市販品のLAN(CAT8/26AWG)ケーブル20mを購入し使いました。
RFユニットはパラボラの後ろ側にしたいのですがタワーとエレベーターの間が狭くRFユニットは前側にしました。
セミリジットケーブルは1mを半分の50cmにしてSMAコネクターを半田付けして使いました。(少しコツが分かったかな?)
朝から北西の風が強く午後3時ごろから2時間ほどで設置できました。LANケーブル1本は設置が楽です。
195°付近で久喜CWビーコン(5.756GHz)がかなり弱く聞こえました。内部からの5,756MHzの内部ビート(スプリアス?)と重なっています。
10GHzのCX-10Gの納期については ~6か月~見通しなし までいろいろです。
電波発射 2023/10/06
試験電波をフルパワーで送信しました。SWRメーターは振れません。アンテナ単独の測定ではSWE<1.35でした。
5.6GHzバンドは静かです。久喜市CWビーコン(5.756GHz)はかすかに聞こえますが後はところどころにあるスプリアスだけです。10月7日8日はコンテストが有り移動局が出てくるようです。
1st QSO(5.6GHz) 2023/10/07
2023/10/07 1054 JS1GRO/1(大山移動局)と1st QSOが出来ました。
5.6GHzでは1stQSOになります。
コンテスト参加(5.6GHz) 2023/10/08
多くの局が移動運用していました。
神奈川県大山、富士山9合目、志賀高原渋峠、日光霧降高原、加須市カスリーン公園、他等々とQSOできました。
東京マイクロウェーブクラブ(TMC)に入会しました (2023/11/22)
毎月最終土曜日20:00からの5.6GHzロールコールに初参加しました。(2023/11/25)
2023/10/30
2023/10/23にCX-10Gを購入しました。
2023/10/23にJARDに保証願いを電子申請しました。
2023/10/26にJARDから保証書が来ました。
2023/10/26に関東総通に変更願いを電子申請しました。
2023/10/27にCX-10G,アンテナ類をタワーに取り付けました。(左写真を)
一番上の垂直の黒棒がHF帯スクリユウアンテナ、その右のパラボラが10GHz、その左に少し見えるのがトランスバーターのCX-10G、左下の□が2.4GHz平面アンテナ(Wi-Fi用を使用)、
その右が1200MHzの9エレメント摂動励振クロス八木、その真ん中下のパラボラが5.6GHz、その下がIC-905のRFユニット、ただし1200MHzのアンテナ(かなり古い)はSWRが悪く再検討が必要。アンテナ部分のNコネの心線穴ゆるみでした。SWR<1?です。2023/10/30
最下段の左は145MHz 8エレメント摂動励振クロス八木、右は435MHz 14エレメント摂動励振クロス八木で衛星通信に使用中。
アンテナ全体はエレベーターでマストトップが4mまで下がりますので3.5mのハシゴで作業しています。
IC-905にCX-10Gを追加する場合は、IC-905を含めてJARDなどで[保証]が必要となります。
2023/10/23 変更資料を総通のLiteで作成しその資料をJARDに保証願いを電子申請した。(二次使用の確認書、IC-905とCX-10Gの送信機系統図を添付)
2023/10/26 JARDから保証書到着
2023/10/26 関東総通に変更を電子申請した。(二次使用の確認書、IC-905とCX-10Gの送信機系統図、保証書を添付)
2023/10/26 関東総通「到達」
2023/10/30 関東総通「受付処理中」、 2023/11/02 関東総通「受付処理中」
2023/11/08 関東総通「審査中」
2023/11/09 関東総通「補正依頼中」、間違いがあるとメールが来ました。50か所以上の入力が必要なのでどうしても間違いがでます。
急いで修正して「送信」しました。
2023/11/09 関東総通「到達」
2023/11/10 関東総通「受付処理中」、 2023/11/17 関東総通「受付処理中」
2023/11/21 関東総通「審査中」、2023/11/25 関東総通「審査中」
2023/11/27 関東総通「審査終了」この日から変更内容で電波が出せる。
11/27に返信用封筒送付しました。10GHzが追加になって新免許状が発行されるかも?。これは不要だったかも?!⇒※
2023/11/28 関東総通からメールが来て審査が終了して「審査終了後の流れ」について説明が記されていました。
※⇒と思っていたら12月4日に新免許状が送られてきました。内容は下記の総務省の無線局検索で調べた内容と同じもの(1AM)でした。ただし欄外に「法律に別段の定めが・・・」がい書かれていました。変更申請によって新免許状が発行されるかどうかは、申請者の判断によるらしいかもしれない?!2023/12/04
今回は前回の免許状が9月25日より前だったので「電波の形式、周波数及び空中線電力」が記載されていました。今回は変更申請の審査終了が9月25日以降の11月27日なので「アマチュア局の周波数等の一括表示記号」で「1AM」となったので新免許状が発行されたと解釈しました。2023/12/05
2023/12/03 総務省の無線局検索でJA1CPAの移動局を調べると左図のような内容となっています。
これは「アマチュア局の周波数等の一括表示記号」により「電波の形式、周波数及び空中線電力」が無線従事者資格範囲に合わせて「1AM」となっています。従って上記の10GHzの追加は免許状の内容に変化が無いので免許状は再発行は?されないらしい? 今回は「取替」でIC-905+付属装置CX-10GでJARDの保証認定を得て変更申請したものです(アイコムの取説でもこのよう書いてある,JARDも同じ)しかし「取替」では無くて前回の技適申請したIC-905を撤去(削除)して、新規に「増設」(送信機番号追加)にして技適 IC-905+付加装置CX-10Gで総通に変更申請すれば技適で申請できたかも?どうでしょうか?(2023/11/19MWM混信?会での話) 。
2023/12/10 JS1GRO/1(大岳山)局と10GHzで59+/59+で1stQSOしました。 10GHzでは初QSOです。正常に電波が出ているようです。
近いうちに1200MHz~10GHzのアンテナを全て降ろして、仰角ができるように横ブームに取り付けたいと思っています。
そのためにはIC-905のRFユニットに直接5.6GHzパラボラを取り付けることが必要でそのための金具を作ることになります。
なお、10GHzのパラボラはCX-10Gに直接取り付けています。(パラボラの取付穴位置とCX-10Gの取付穴のピッチが同じだった)
2023/12/14 アイコムから下記のようなメールがきました。
IC-905/IC-905XG 国内販売分の一部ロットに於いてRFユニットの基板に不良があり、通信エラー等の不具合が発生することが判明いたしました。
つきましては、該当するRF ユニットの基板交換等およびコントローラーのファームウエアの更新対応をさせていただきます。
当局の場合はすでに交換済みなので対象外のようです。ただしCX-10Gについてはファームウエアの更新をする必要があるようです。今のところエラーは出ていません。
2024/03/14
5.6GHzのパラボラを横ブームに取り付けて仰角を可変できるようにしました。
ケーブルは下記のサイトの7d-fb相当の長さ1.5mを使いました。
ケーブルは下記のサイトで買いました。
ケーブルロスは5.6GHzで1dB程度でした。
JA1CPA