22. 方位、仰角の基準点の設定 ★パソコンの時刻合わせの方法を追加しました。2019/5/28 2018/6/22
ローテータの取扱説明書にはコントローラーとローターの合わせ方が書いて有ります。しかしアンテナの正しい方向とローター(コントローラー)の合わせ方については書かれていません。またネットにもほとんど書かれていません。今までは,方位磁石で合わせていました。
皆さんは,どの様にしているのでしょうか?。昔から「SANノイズで合わせる」と聞いています。しかし435MHzではよほど高利得のアンテナでもないかぎり太陽ノイズで合わせるのは無理でしょう。
HF帯などのアンテナの場合は方位磁石を使って大体の方向を合わせれば±10°ぐらい違っても問題無く使えます。真北と磁石の北は偏角(ここで緯度経度から真の北との差が算出できます)が有って(小山市では-7.45°)それを補正しても何処まで正確か不安が残ります。
衛星通信の場合は高利得のアンテナを使うと±5°以内(できれば±3°以内)にしたくなります。
これをCALSAT32付属の「 月 」を使って合わせる方法を試行しました。
↑↑ ↑↑ ↑↑ ↑↑ ↑ ↑↑
CALSAT32画面の右側に三日月形のアイコンが有ります。ここをクリックするとデスクトップ上に「 月 」の方位,仰角,距離が表示されます。
衛星の軌跡が表示される所に白〇で「月」が表示されます。
アンテナコントロールパネルの右下の「月」を2~3回クリックすると赤枠の「月」になります。この状態で「自動N」をクリックするとアンテナが方位,仰角共に「月」に向きます。この時の「月」の方位,仰角の数字とアンテナコントロールパネルの数字が1°以内で一致させます。
この状態になったら,外に出てアンテナを見ます。(この状態ではアンテナは自動的に「月」を追尾します)
↑↑ 白矢が月です。 ↑↑
アンテナのブームの真後ろから「月」を見て,その先に「月」が一致していればOKです。左写真は最初に見たときで,「月」が右上にかなりズレています。ブームの少し上から見ているので仰角は無視して,方位がズレています。(曇りの夕方)
ブームが真後ろになっているかどうかは,写真を拡大して見ると分かりやすいです。ブームがパイプなら見やすい!
ここでローターのねじを緩めてアンテナマストを手で廻して方位を「月」に合わせます。右写真はほぼ一致していると思います。「月」は日中でも見えますので合わせやすいと思います。上左写真の最初のズレは何度ぐらいだったでしょうか?
この写真では垂直エレメントが435MHzの1/2λですから,水平方向のズレは約0.2mぐらいです。見た目はアンテナブームの後方約2mです。従って40万kmから来る月の光は平行と考えて,TANΘは,0.2/2=0.1となります。これを角度にすると約6°になります。偏角が-7.45°ですから,ほぼ偏角分ズレていたことになります。方位磁石で合わせた方向になっていたようですが,これで良いのでしょうかね?
⇐左右は合っているようですが、少し下から見ている感じです。
拡大すると見えてきます。目で見るよりは写真で見る方が詳細に見えます。
クリック、クリック拡大
なお,ローターのバックラッシュ等が有るので±5°以上の精度は難しいかもしれません。
・スマホのコンパス
スマホにコンパスのアプリが有ります。その中には磁北基準と真北基準を切り替えられるものがあります。
下右写真は同じ方向位置で磁北基準と真北基準を切り替えたものです。
当地(栃木県小山市)では7°と出ています。ほぼ±1°の精度は有るようです。
測定は周囲に地磁気を乱すようなものが無い場所に限ります。(周囲は半径1m以上の空間が必要か?!)
なお、この数値がパソコン等に外部出力できれば、スマホをアンテナの非金属部分に付けてCALSAT32の表示と比較できるのですが。
そのようなコンパスは無いでしょうか?、探しています。
★パソコンの時刻合わせの方法
パソコンの時刻は定期的にサーバーに同期して正確になっているはずです。
衛星通信の場合はCALSAT32で自動でドップラーシフトを行う場合は2~3秒の誤差にする必要が有ります。
Win10(Win7も)がデホルトの状態では1週間に1回程度の割合で同期しているようです。しかしパソコンの電源が入って居なかったりしてその同期のタイミングが合わないと何週間も同期しない場合があり10秒もズレていることがありました。
そこで同期のタイミングを「スタートアップ時」に設定しておけば安心です。
下記にその方法を記します。
JA1CPA